「あなたの味方は・・・?」

先日叔父が亡くなった。
子どもが居ない叔父は、沢山の姪や甥の中で、どういうわけか私を一番かわいがってくれていた。
私の子どもも孫のように、かわいがってくれた。
10年前くらいに心臓の手術をして、それからは体に特に気を使っていた。
この夏も叔母と一緒に子どもたちを食事に連れて行ってくれた。
その一週間後・・・・・・・あっけなく他界した。
うちの子供たちも身近な存在の死は初めてで、みんな泣いていた。
特に次女は、ずっと泣いていた・・・。
あんまり泣いているの、私のいとこの旦那様が、「叔父さんて、どういう人だったの?」と聞いたらしい・・・。
次女は「明るい人でした・・。」と答えたらしいが・・・・
叔母に言ったら大笑いしていた。
本当はまったくと言っていいほど喋らない、明るいとも程遠い人だったのである・・・・。(^^;)
まあ、次女なりの悲しみ方?があったらしく・・・・
気丈に振舞っている叔母を見て、「ほんとうは悲しいのを我慢しているんだ・・・」と思い泣き・・・
「ああ、叔父さんのくだらない冗談が聞きたいなぁ・・・。」と思い泣き・・・・
と、言った状態だったらしい。
お棺を火葬にする際、棺を中に入れようとした時に叔母が棺に手を伸ばし・・・。
私は「ああ、最後のお別れに棺に触っていたいのだな・・」と思った。
ちょっと間がありすぎるので、叔母の肩をそっと抱き、「おばさん?」というと・・・
棺を支えている人が、小声で「危ないですから!危ないですから!」と言っている。
慌てて叔母を引き離そうとした時に、叔母は私に抱えられるように足をブラブラさせてしまった。
叔母が痩せていたのでなんとか支えて引き離した。
周りの人たちは気丈に振舞っていた叔母の取り乱した姿に涙をこらえ切れなかった。

叔母と叔父は長年連れ添った夫婦だし、叔母は口うるさく叔父に話しかけていも、ほとんど返事らしい返事もせずに通じ合っていたらしいが・・・。
一旦外にでると、叔父は結構話していた。
確かにおしゃべりな方ではないが、うちにくると私と話すのが楽しみだったらし。
二人きりになると、いつも決まって言う言葉があった・・・・
「俺はhime子の味方だから、何があろうと味方だからな・・・。」
いつもいつも、心配していてくれた。
叔父が死んで真っ先に思い浮かんだこと・・・。

「ああ・・・・・私の味方が一人いなくなっちゃった・・・。」

仕事帰りの車の中で訃報を聞いた。
叔母は一番に電話をくれた。
多分、叔父は一番に私に知らせてほしいと思っただろうから・・・。
車の運転をしながら涙がボロボロ溢れてきた。

周りはもう真っ暗だった。
通勤の遠さが今日ほどありがたかった事はなかった。