「タイムとラベル」

私が15年ほど前に見たビデオで、「ペギースーの結婚」と映画があった。
夫の浮気が原因でうまくいかなくなった主人公が、同窓会で倒れて・・・・・
倒れた瞬間に本人はタイムとラベルしているというお話なんだけど・・・
夢なのか?現実なのかわからないような感覚で・・・
本人が「あの頃、今ほどものがわかっていたら、こんな選択はしなかったのに・・。」と後悔しているところに・・・
そのままの状態でもどりたかったあの頃に戻されてしまうという映画だった。
そのビデオを見た頃の私も、同じような事を良く思ったもので・・・
何度もこのビデオを見て泣いた覚えがあった。
ずっと探していたのに、どこにも無くて・・・
偶然ビデオ屋さんで見つけて、思わず借りてしまった。
人間の記憶とは曖昧で・・・
ストーリーはうる覚えだった。

でも、あの頃のような感覚はすでに無く、沢山の時を経て・・・・
もっと色々な経験を積んだ私には、もう戻らなくてもいいと思えるようになっていた。
いつも思うのだけれど・・・
大人は「そんな馬鹿な事を言って!」と夢のような話を受け入れようとはしない。
でも、子供は簡単に信じる。
それに、この映画の中でもそうなのだが・・・
老人は、あるわけないであろうタイムとラベルの話を、あるかもしれない・・・と、理解してくれるのである。
長く生きていれば、信じられないようなできごとが起こってもおかしくないと思えるのである。

大人ってつまらないな・・・
と、ちょっと思ってしまった(笑)

この部分に関しては、老人の頭の柔軟性を持っていたいなと思った。
色々凝り固まった考えを押し付けたくなくて、次女の突拍子も無い発想を大事にしてきたのだけれど・・・
この所次女も少しずつ大人になってきたらしく、壁にぶち当たってしまっている。
行っていた専門学校にも行きたがらずに・・・・
いつになったらこの壁が乗り越えられるのか?
私は見守るしか出来ない。
この先は本人が「こうしよう!」と思わない限り変わらないのだ。

良いところはそのままでいいのだけれど・・・。

この三日間は三女を筆頭に私、次女の順で同じ風邪をひいている。
電子体温計を探していると、「これ?」と次女が差し出してくれた。
私が計った後で貸してくれというので、渡すと・・・・
思わずブンブン振っていた。
水銀計じゃないのだから・・・(笑)
今時の子は、体温計を振るのを知らないかもしれない。
次女はもう今時?の子供ではなくなっているのだと思った。
でもまだまだ不思議ちゃんは健在です。